●金曜日。午後から強風と雨、雷。ただ、すぐにあがり、冬と違って
路面の乾くのも早い。
軽くゆっくり温存モードで帰宅。
●帰宅。
作業着換えて食洗機回す。洗濯機も回してBianchiも降ろしてエア
入れる。用意ももうある程度やっていたので、あとはボトルの水くらい、
あとは朝の忘れ物が怖いが(^^;
●実家へ。夕食をいただく。
じつは、昨日、おばあさん@うちの母が、カメを拾った。
どう見ても、りっぱなリクガメ系。
娘はもう飼う気満々なのだが、かなり手間がかかる上に、長生き。それ
以前に逃げ出したカメの疑いもあるので、警察にでも届けた方が良いんで
ないの、という事で、昨日は終わった。
で、今日。とりあえずカメのえさでも買わないと、ということで、
おばあさんがペットショップに行ったら、どうやらショップにカメ捜して
います情報が回っていたらしく、おばあさんは即ショップにカメを届けた
との事。
まあ、一番無難な落としどころで、よかったなあ、と思ったが、
娘は全く納得がいっていないらしく、もうその話はやめろ、とコタツに
潜り込む。
まあ、それもいいさ。世の中、納得いかない事だらけだ。
●儂先に帰宅。風呂入れて洗濯干して先に風呂に入ってしまう。
ちとネットしてたら母娘戻る。
明日は早い。とっとと寝る〜。
●3時前、結局アラーム無しで起きる。2時45分。
すっきりしない曇天(^^;。そんなに寒くは無い。今日はパールイズミ
短パン+レッグウォーマーでいいだろ。
着替えと平行しつつキッチン立ち食いで、パン、コーヒー、ヨーグルト。
歯磨きして着替え。上は今日も先回と同様、半袖SKY/WWFジャージに
ユニクロスポーツドライノースリーブ+ユニクロウォームドライハーフ
ジップの長袖にアームウォーマーを仕込む&グローブはモンベルの
フルフィンガーに、インナーグローブ入れて、靴下も2枚履き。
朝一ケタ、最高気温も20度以下、という予報から念のため準冬装備。
●今日は出発を急ごう。3時30分スタート。住宅地を男山指月〜八幡
市街〜御幸橋〜旧国を横大路〜裏道に入って千本。千本赤池〜右折して
国道24号に突き当たり北上。十条右折で鴨川を渡り、師団街道を北上。
雨が降って来た(^^;
川端通りも直進し、北上。雨脚が強まる(T_T)ケツが濡れる(T_T)
これってどうよ、と、たまらず点灯したばかりの三条京阪の降り口の
軒下に4時35分。雨雲レーダーをチェック。確かに雨雲はあるが、
そんなに大きく無い。回復基調なのは確かなので、小止みになったのを
見計らってそのまま北上。
花園橋で右折して大原方面へ。八瀬駅前セブンイレブンに5時。豆乳と
バナナゼリー、ミニクリームパン4Pの一つを口に放り込み残りはバック
パックへ。
20分程でリスタート。トンネル回避の他、大原も早々に旧道に入り
国道367号のアップダウンをパス。
再度国道に合流したら、小出石も旧道へ。国道477号と交差するが、
今日は左折はしないよ(笑)。
再々度国道に合流し、すぐに5〜7%の上りが始まる。

先の厳しい上りを覚悟して刻んでいたら、実は思いのほかあっさりと
途中越ピークに5時54分。

トンネル回避で旧道。荒れた急勾配で怖い。
途中町の集落を過ぎたら、すぐ上り。5〜10%弱の勾配で、だらだら
4つのヘアピンを越えて行く。

今日は完ウエットと言う事で、旧道〜花折峠はパス。誠に遺憾ながら
断腸の思いで初の花折トンネル通過。

暗い狭い怖い。特に路肩の狭いのが致命的。早朝と言う事もあり、
車通りが少なかったのが救い。全力でもがいて通過し消耗。
伊香立途中町から葛川坂下町へ。
葛川に入ってすぐにまた3つのトンネルがあるが、ここは全て旧道で
回避出来る。河床が高い。すぐあふれそうだ。

国道合流の後は、ちょこちょこ寄り道しながら葛川から朽木に入って
朽木市場まで。
鯖街道としても有名な国道367号。事前に調べていた限りでは、
快適な緩勾配の下り基調、と言う事だったのだが、実際走ってみると、
かなりしっかりした上りも含むアップダウンで(^^;脚に自信の無い人は、
いきなり走るとめげるかも。自分の場合は、上り区間は必要に応じて
インナーでじっくり刻みつつ対応したので、左程削られずに済んだと思う。
あと、道中比較的トイレが多いのも助かる。特に葛川坊村町の公衆
トイレは比較的きれいで、虫の進入を防ぐ網戸つきドアもあって、
観光客への配慮がうかがえる。坊村町は明王院という古刹を控え、
比良山系への登山客も多いせいか、宿泊施設などもいくつかある模様。
旅館の傍らには、水車が。

6時47分、大津市葛川から高島市に入る。ここから朽木。

朽木に入ったとたん、沿道に鯖寿司屋が山の様に出現(^^;。
7時7分朽木市場へ。道の駅くつき新本陣でトイレ。折角ここまで
来たんだから、鯖寿司でも、と思ったものの、7時。どこも開いてない
っちゅうねん(笑)。向かいの朽木市場ローソンに移動。豆乳とわかめ
おにぎりを補給。この先、京都市街に戻るまで、ほぼまともな補給は
望めないと思われるので、菓子パン2種程買って、バックパックの中で
もう半分程になったクリームパンの横に突っ込む。
7時31分リスタート。赤い山神橋を道なりに進み、少ししっかり
上ったら、道路標示の「能家」に沿って左折。やや細い道に入る。

しばらく進み、T字路を道なりに真っ直ぐ。ここから滋賀県道
781号に入る。
この県道781号は「怪道」として知られる。そのこころは
「地図表示は県道783号なのに、実際の道路標示は781号。しかも、
ヘキサの上から貼り付けて訂正した跡がある。さらに滋賀県道781号は
大津の石山付近に、別途存在する」というような話。
行政の然るべきところに問い合わせればわかる話なんだろうが、別に
そこまで突っ込むのもめんどくさいのか、謎は謎のまま残しておきたい
のか、誰も正解を調べた形跡がない。
まあ781号に直してある、と言う事は、まあ781号なんだろう、と言う
事で、今後は「滋賀県道781号麻生古屋梅ノ木線」という事にする(笑)。

朽木麻生を起点に、地子原、雲洞谷と、北川の流れに沿って進む。
小さい集落を、杉林を主とした木立が繋ぎ、北川の渓流は澄んで美しい。

車通りは案外あって、その多くが、渓流に入る釣り人である事がわかる。
葛川に入ってから、渓流釣りの釣り人がかなり目立つ様になった。有名な
エリアなのかもしれない。
基本上り基調のアップダウンを進む、とはいえ、先の国道367号の下り
と比べても、格段に緩やかな、快適な勾配。道中の雰囲気がいいので、
インナーに入れてゆっくり回しながら、のんびり進む。
途中、雨が本降りになる。デジカメだけ養生して、そのまま進む、
というかここまで来たんだから、もうどうしようもないという話も(^^;
延々と北川の沢に沿って進んで行くと、対する尾根の一番先は回り込む
様なヘアピンになっていて、道が尾根の反対側に入って行く、という
面白い道になっている(写真撮り損なったのが痛恨 orz)。
やがて雨もあがる。
ヘアピンを折り返して北上して行くと、雲洞谷から能家に入る。

杉林はますます濃く、奥山の雰囲気が増すが、相変わらず強い勾配は
無く、深山と渓流の雰囲気を楽しみながら快適に進み、能家の集落に
至る。道筋に沿った、ごく小さい山里。

集落を抜けると徐々にではあるが勾配が強くなって来る。とはいえ、
せいぜい5%程の緩急。北川の流れは川幅がますます細くなり、もはや
源流の雰囲気。

緩い上りを、さらにしばらく進むと、突如勾配が上がり10%クラス固定の
強い坂となる。今までが快適に進んで来ただけに、ペースを乱されがちな
上りに戸惑いながらも落ち着いてこつこつ刻んでたら数百mで小入谷峠へ。
8時39分、
もう2時間も走っていたのか。全く気づかなかったよ。
峠の向こう側に連なる山を小さく望む。福井は名田庄の
山なのか、京都は美山の山なのか。よくわからないが。

ところで、この小入谷峠。ネット上で調べてみると、どうも
「おにゅう」峠表記が目立つのだが。
「小入谷」で「おにゅう」と読むのか、「小入谷」峠の他に別途
「小入」峠が存在するのか。謎は深まる。
峠の向こうは同じ様に数百mの激下りで突き当たって終了。

左に折れたら今度は下り基調を久多まで延々と南下する。
気がつくと、川の流れが変わっている。今まで並走していた、北川の
流れからいつの間にか離れ、今度は針畑川に沿って下って行く。
小入谷峠を小さな分水嶺として、北川は下流で麻生川と合流し朽木市場
付近で、針畑川は久多川と合流して葛川梅ノ木で、何れも安曇川に注ぐ。
同じ水系の川なのだが、同じ山から出て、川のルートは様々。面白い。
下り基調の緩勾配を進む。

こちらも厳しい上りの無い快適な道なのだが、能家付近と違って、
車通りがそこそこあり、さらに釣り人の車が殆ど目立たなくなり、その
殆どが、地域の車となる。
このルート全線で言える事なのだが、快適路の中で只一つ、難点は
ブラインドコーナーがけっこうある事(まあ山里や田舎道では定番の
注意事項ではあるのだが)。特に後半は下り基調。スピードを控えて
昼間でも点灯推奨で。
小入谷、中牧、古屋、桑原、平良、小川と下り(総称して針畑と言う
事もある模様)朽木小川を過ぎたら、京都滋賀の府県境。ここから先は
京都市左京区。久多に入る。

府県境の朽木側には地元渓流魚養殖施設のルアー釣り場が。ここだけは
アングラーでいっぱい。

京都に入ったとたん、劇的に道が荒れだした。気のせい?(^^;
突き当たった先は府道110号。ここで朽木麻生からの山里ライドは
終了。雨さえ無ければ極上のルート。
http://yahoo.jp/WBM8Zr ルートラボ 左折で梅ノ木まで下りれば、朝通った国道367号を逆に南下して
花折峠に至る。
もうトンネルはいやなので(^^;右折して久多の集落へ。とたんに、
いきなりの強い上りとなり、今坂プチ峠を越えて久多の集落。終わり
間近の桜がそこここにかろうじて。

久多の先、集落を抜けたらしばらく7〜10%強。

最大15%程の強い勾配でがっつり。

前半の朽木までとは、別世界(笑)の山岳エリアに入る。
脱力シッティング〜耐えられなくなったらダンシング、の繰り返し。
一番上のヘアピンを処理してから、しばらくしたら7%程の勾配に
落ち着いて来る。

9時52分、能見峠。前回、去年の秋に来た時は、脚が攣りまくりで、
とても辛い思いをして上ったが、今回は楽では無いにせよ、ペースを
作ってしっかり刻めた。
http://babadanna.blog.fc2.com/blog-entry-1261.html 広河原側へ下りる。荒れた激下りで、怖い。
悪路の下り区間を抜け、杉林の中を進む。相変わらず見事な杉並木。


府道38号広河原美山線に合流。花背方面に南下。今日初めて
自転車乗りと離合。美山でも行くのだろうか。
途中交流の森でトイレを借りて、さらに南下。大布施の交差点を
左折。先週に引き続き(^^;、裏花背を上る。

11時5分、花背峠ピーク。座り込んでしばらくへたり込む。

先週よりはかなり余裕を持って上れた。それでも、強度や呼吸の割に
心拍が上がりきらない状態に入っていて、こうなると、もう先は長く
無い。
リスタートするかしないかといった丁度そのとき、花背側の方から
サイレンの音が聞こえて来た。消防のサイレン。特に見渡しても山火事
らしい様子も無い。鞍馬側の上のヘアピンをゆっくり下っていたら、
サイレンの主が追いついた。消防のワゴンと、ミニパト。猛然と下って
行き、やがてヘアピンの底で停車。ワゴンには職員さんの他、一般の人が
数人。
何かこの近辺で身内のトラブルでもあったのか。気にはなったが
野次馬も申し訳ないので、そのまま鞍馬側へ下る。
と、今度は鞍馬側から救急車が。ここで、恐らくは、花背側の救急の
患者さんをとりあえず消防のワゴンで市街地に出来るだけ近いところまで
運び、救急車と山中でドッキングして、市街地の病院へ救急車で搬送する
のではないかと気がつく。
「花背トンネルの早期着工を」という看板を見かける。峠一つで、
地域には悩ましい事も多々あるのではないかと。
荒れた路面に悩みながら慎重に下りる。鞍馬を過ぎるまでは寒くて
仕方が無い。
離合する自転車乗りは急増。やっぱり、折り返して戻る人が多いのかな。
鞍馬まで下り、さらに下って11時32分、市原ローソンにピットイン。
わかめおにぎりと、家までの翼も授かってみる。
ここにきて、ウインドブレーカーをバックパックに突っ込み、仕込んで
いたアームウォーマーも取る。
多少脚は残っている感触もあったのだが、多分もうこれ以上上っても
楽しく無いので、今日はもう帰る事にする、って大概走ったやろ(^^;。
12時丁度リスタート。
市原バイパス〜京産グラウンド〜シクロ橋〜MKの向こうで橋を渡り、
船岡東通りを南下。交通公園〜大徳寺〜千本北大路〜久々に金閣寺前で
右折してみるが、観光シーズンに突入してしまい海より深く後悔。
きぬかけの路から無法地帯の天竜寺前で消耗。12時44分嵐山。

トイレして、グローブもフルフィンガーから指切りにしてしまう。
今日の自転車道は起点から。13時丁度。

アウターミドル50*14で脱力回し〜ダメになったらダンシング、の
繰り返し。心拍160前後。だんだんたれて、結局50*19あたりに落ち着く。
オーラスは御幸橋スルーで、家に帰りたいTTで結局廃人で和了。
14時頃帰宅。
http://yahoo.jp/8B-f1f ルートラボ (サイコン読み/ドアtoドア)
走行時間8時間2分 平均速度23.1km/h 行程186.24km 最高速度49.5km/h。
(ガーミン読み/本格走行時)
走行時間7時間53分 平均速度23.4km/h 行程184.08km 最高速度48.9km/h。
獲得標高1894m(ルートラボ表示1697m)
心拍平均131/最高175bpm ケイデンス平均75/最高229rpm(?)
前半の雨さえ無ければ、最高のルートで最高のライド。特に前述の
朽木〜久多ルートはおすすめ。まあ確かにたどり着くのが大変やけど、
安曇川輪行でもどっかにデポでも良いからとにかく行ってみて。上り
ごたえは無いけれど(^^;里山ポタ好きなら、きっとはまるよ。
●帰宅。身の回り片付けて、温シャワーで、結局解凍なのか。寒かった。
ウエア等も含め洗濯。
●とりあえず、Bianchiどろっどろなので(^^;ひっくり返して汚れ落しだけ
先にやっとく事にする。今日やっとかないと、取れない様な気がする(^^;。
ホイール外して、ブレーキやるついでに、ホイールもやっとく。
るびのぷろは一通り削れきったのか、かなり異物を拾う様になってきた。

どでかい石とかガラス片とか、千枚通してほじくり出す。
リムの汚れがすさまじく、真っ黒でロゴが見えん(笑)。これじゃあ
ブレーキも効かない。
ウエス適宜取り替えつつ、根気よく汚れ落とし。
●やってたら母娘戻る。残りのそばがあると言うので、茹でる事にする。
お湯が沸く間、プロテインすする。
お湯が沸いたら、茹でて、つゆも作ってつけて喰う。
食後、洗濯物干す。
●ガーミンコネクトにアップロード〜「轍」でポイント間引きして
ルートラボにGPSデータをインポート。
母娘実家に移動。
●画像をブログのライブラリにアップロードしてたら、もう18時過ぎ。
スタート遅かったんで、全然はかどってない。実家へ。
●夕食はミニほたてのみそ汁。というか山と積まれた貝殻はまるでどっかの
漁村みたいや(^^;。
件のカメの飼い主が、うちに来て、御礼にとパンを山盛り置いて行った
らしいよ(^^;
食後、儂先に帰宅。風呂入れて先に入ってしまう。やっとテキスト
打ちにかかれたと思ったら母娘戻る。
娘の要望でぬいぐるみ遊びに付き合うが、隙を見てテキスト打ちに復帰。
母娘風呂〜洗濯機回して、干して、合間にさらにテキスト打ち続行。
普段、大体、パソコン起動したら、マピオン開けっ放しにして、気が向く
ままにルート選定の検討をしたりしている。
今回の朽木行きも、事前につれづれに周辺の地図を見たりたどったり。
で、何故かこの近辺に、同じ様な名前の神社がやたらある事に気づいた。
「志子渕」「思子渕」「志子淵」「鬼子渕」だったり。
どうも安曇川流域固有の地域信仰として、「しこぶち」様、という
筏(つまり林業ね)の神がいて、河童伝説と共に伝えられているらしい。
とりあえず、目につくものだけ、ついでに回ってみよう、
というのも、実は今回の目的だったりする(^^;。
葛川坂下の「思子渕大明神」

葛川坊村町の「地主神社」(信興淵明神を合祀)

朽木岩瀬の「志子淵神社」

朽木平良の「忍子渕神社」

朽木小川の「思子淵(鬼子渕)神社」

そして久多の「思古渕社(志古淵(渕)神社)」

看板や碑があったのは岩瀬と久多のみ。あとは地図で類推。
葛川梅ノ木の「志子渕神社」は一目見ただけでは確認出来ず(^^;
何でも、百井なんかにもあるらしい。一度行ってみよう。